玉城町社会福祉協議会の免許返納事業

玉城町では、高齢者が運転免許自主返納しやすくするために、オンデマンドバス(元気バス)で運転免許証を自主返納したい町民を伊勢警察まで送迎を予約制で実施している。

当事業所は自主返納の方が、安心して安全に免許返納の手続きができるように、当日バスに付き添い、バスや警察署への移動の支援や書類の書き方などの説明や見守り等をサポートしています。運転免許を自主返納した場合、運転免許経歴証明書を希望者に限って作ってもらうことができる(有料)。この経歴証明書は写真付きのため、身分証明書としても使えるほか、玉城町保健福祉会館内にある喫茶店の飲み物が半額になったり、三重交通のバスが半額で乗れたりするなどの特典がついている。

事業の内容

詳細については玉城町社会福祉協議会までお問い合わせください。

  • 事業の実施日:(毎月第2水曜)午前中(予約制)
お申し込み先

玉城町社会福祉協議会(0596(58)8181 担当:高井) まで

費用

無料

事例
事例1)車を売って半年がたち、免許を自主返納した老老世帯85才男性の事例

運転免許の更新をし、車も新車にしたが、ある日妻を乗せた車でスーパーに買い物に行った際、駐車場内で車をぶつけてしまった。

これまでゴールド免許で運転免許は無事故無違反で50年車を運転してきたが、このことがきっかけとなり、車の運転に自信を無くし、車を売却した。妻も運転免許は持っておらず、それからは近隣のスーパーや病院などは自転車を利用、遠方への用事の際は娘に頼んで乗せてもらっている。元気バスを利用するようになり、生活も安定してきたため、車の免許証を自ら返納し、経歴証明書をつくることにした。

事例2)「高齢講習で指摘され、認知症と診断された76才女性」

高齢者講習の認知症検査で指摘をうけ、専門医を受診したところ、認知症が発覚。専門医からも運転を止めるように言われた。息子と二人暮らしだが息子も働いているため、地域包括支援センターに今後の移動支援について相談したところオンデマンドバスを紹介。町内の移動手段としてオンデマンドバスを利用することとなった。自分としても今後自動車を運転するつもりはないということで、運転免許証を自主返納することに決めたため、自主返納サービスを利用し運転免許経歴証をつくることにした。

当日は息子さんの協力を得てバス停まで来ていただき、伊勢警察署に行き、手続きを終えた後、元気バスで自宅まで送ってもらった。また一ヶ月後には経歴証明書の受け取りにこのサービスを利用し伊勢警察まで送迎してもらっている。

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